サイト管理者ゴンザレス

平成21年12月

走れレッドスター赤星!!チャンス切り開け!!



シャープな打球
グランド突き抜けろ
走れレッドスター
レツゴー赤星
チャンス切り開け


阪神タイガース選手応援歌より




赤星 憲広へ

12月9日、床屋に行きパソコンのスイッチをオン。そこにショッキングなニュースが飛び込んできた。
トラの核弾頭「赤星」の電撃引退のニュースである。何故この時期に??何とも体の状態が現役を続行するに回復せず苦渋の決断であったとのこと。以前より首痛に悩まされ、騙しだましプレイを続けていたのだが。。。誰もが知っている。辛いのは赤星本人だけでなく満身創痍でグランドに立つ赤星をファンは知っている。全てはファンのために、チームのために。そんな男が赤星であり、だから人気選手なのだ。奇しくも9月12日、阪神甲子園球場、対横浜戦にてダイビングキャッチを試み負傷。状態を悪化させた。この時、トレーナーに背負われ退場した姿が選手赤星最後のユニフォーム姿となった。残念でならない。言葉にならない。
赤星は阪神タイガースのレギュラークラスで唯一の東海3県出身選手である。愛知県刈谷市出身。大府高校から亜細亜大学を経て阪神タイガースに入団、当時の監督は野村である。東海中心だから赤星には思い入れもある。赤星は体は小さいが敵チームの脅威でもあった。170センチにも満たない小さな体。9年間の現役で1200本あまりのヒットを飛ばしている。出場試合数も1200試合あまりであるから1試合に1本はヒットを放っている勘定になる。またセントラルリーグでは初の5年連続盗塁王にもなっており「走る赤星」に我々ファンは一喜一憂した。体の小さな私には赤星が頑張っている姿に自分を写していたのかもしれない。ファウルで粘る。どんな形でもいいからとにかく塁に出る。そして走る。金本に繋ぐ。駄目虎を改革に導いた男でもある。赤星は福祉活動にも積極的であった。自身の盗塁数と同じ数の車椅子を毎年寄贈している。今年も31盗塁。31個の赤い車椅子が何処かで使われるはずだ。優しい男である。自分は足のスペシャリスト、歩けない人のために何かできないか?福祉施設に勤める私には赤星の優しさ、福祉活動に熱心な赤星に感服する。
私の同僚に赤星が大好きな奴がいる。そいつは昨夜、泣きはらしたのか目が腫れていた。そして僕は昨夜、酒を飲み布団に入り泣いた。何故か涙が出た。悲しかった。川藤が引退した時と同じ気持ちになった。来年はもう応援できない寂しさがこみ上げる。1回の攻撃開始、「突撃突撃赤星」。何処の球場でもお馴染みの応援。赤星、さようなら。数々のドラマをありがとう。ゆっくり体を休めてくれ。そして指導者としてタイガースに帰ってきてくれ。元気な姿で指導者として縦縞のユニフォームを着てくれることを待っている。

サイト管理者ゴンザレスより 赤星さまへ